仏教を説かれたお釈迦様は、不幸や災難は霊の仕業だと説く者を迷信だと徹底して否定されました。

誰かにそんなことを言われてもまったく気にされることはありません。

運命はそんなものが決めるのではないのです。

まずはこのホームページを一読してみてください。

 
 

 

仏教が迷信と否定する一つに

『鬼神信仰』といわれるものがあります。

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そこで仏教でいわれる『鬼神』とは、

どんなものか、お話いたします。

 

死んだ人間や畜生の霊魂を、

宮や社に祭ると、

そこにジッと鎮まると信じられています。

 

これを、「鎮座」あるいは「鎮魂」とも言います。

 

そしてそれらが、生きている人に

禍福を与える力があると信じられているのが鬼神信仰です。

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宮や社に行って手を合わせたり、

供養すると

その鬼神が喜び、幸せにしてくれる

逆に粗末にしたりすると不幸になる

と信じて祭っています。

 

人間の中でも英雄や豪傑、

天皇の中でも特に秀でた者や、

一郷一村のために功績のあった人などが死んだ場合、

それは「英霊」とされ、

特に禍福を与える力が強いと有り難がります。

 

乃木神社には乃木大将が、

東郷神社には東郷平八郎が神として祭られています。

明治神宮には明治天皇、

靖国神社には戦死した兵士です。

 

全国の市町村にある神社には、

菅原道真や大国主命を神としているものが多いですが、

同じ理由からです。

 

私の住んでいた豊橋の近くに豊川稲荷がありましたが、

これは狐を神として祭っています。

 

これが白蛇だったり、いろいろですが、

あなたの家の近くの神社には、

誰が祭られているか、ご存知ですか。

 

神社にはそれぞれ「ご神体」といわれるものが奥の院にあって

そこに霊魂が鎮座しているとされますので、

調べればわかるはずです。

 

とはいえ、「神主に神体を見せてほしい」といっても

もったいないとかの理由で見せてはくれないでしょうが、

何が祭られているかくらいは教えてもらえます。

 

欧米の人は自分たちが拝む神のことを、

聖書などで勉強していますし、

モスクに向かって日に何度も礼拝する中東の人も

コーランで自分たちの拝んでいる神を学びます。

 

自分たちが拝んでいる対象がどんなものだろうが、

どっちでもいいと思っている人はありません。

 

何が祭られているかわからないが、

神社に祭られているんだから、

何か有難いものなんだろう、として

神社に正装して元旦早々押しかける日本人の姿は

外国人にとっては奇異に映るようです。

 

日本人が宗教に無知といわれる理由の一端がここにもあります。

 

 

太平洋戦争で無条件降伏した日本が

東京裁判で戦争責任があるとして、

東条英機など何名か、

A級戦犯として裁かれました。

 

あの東京裁判の正当性はどうか、

という議論はここではいたしませんが、

少なくとも多くの中国や韓国の人は

侵略戦争を起こした張本人たちだと思っています。

 

そのA級戦犯が靖国神社に祭られているので、

これが中国や韓国の人の神経を逆なでしています。

 

日本人からしたら、国内干渉だと言いたい人もありましょうし、

死んだ人を大事にする日本の価値観を持ち出してたりしますが、

彼らの立場からしたら

侵略戦争の牽引車であった当時の指導者を

今の首相が手を合わせ、神として祭っているのは

心情的に怖さを感じるのです。

 

ちょうどドイツにヒトラーを賛美する政治家があらわれ、

ドイツ国民が支持して政権を獲得したような不安感を覚えるのでしょう。

 

「ヒットラー神社」「ゲッペルス神社」に

ドイツ国民が手を合わせているのを見たら、

「おいおい、ドイツ、大丈夫か、この先。」

と私でも不安を覚えます。

 

ましてや、ドイツの侵攻で町を破壊された人たちや、

人種差別で家族が引き裂かれたユダヤ人など、

残虐なナチスの記憶がある人たちの恐怖はいかばかりでしょう。

 

私は日本のA級戦犯がナチスと同じだとは思いませんが、

韓国の年配の人と話しをしたら

そういう認識の人が多いのは事実です。

 

 

多くの日本人は何が祭られているか、

考えたこともなく

日本の軍人として、

日本の戦争勝利に貢献した『英霊』

乃木大将祭る乃木神社に行き、

東郷平八郎祭る東郷神社に行き、

手を合わせています。

 

参詣する理由は、

「家の近くにある有名な神社だから、ご利益がありそう。」

といったところではないでしょうか。

 

 

こんな話を知り合いから聞いたことがあります。

 

飲み屋街の裏の家のブロック塀に、

赤いペンキで鳥居の絵が書いてある。

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“これは何の神が祭ってあるのか?”

と主人に聞くと、笑ってこう言った。

 

“ここに「立ち小便堅くお断り」と、

いくら書いても効果がなかったが、

これを書いたら、ぴったり止みました。

あらたかなものですわい”

 

バチがあたらないように、

何が祭られていようがどっちでもいい。

手を合わせておけば、まちがいない

という宗教観の人が多いように感じます。

 

 

パソコン上には、

神社のホームページが一千近くあります。

〈バーチャル参拝〉をクリックすると、

鳥居の写真が現れ、

クリックするたびに階段を上り

社殿に到着。鈴を鳴らす。

賽銭箱をクリック。

おみくじを引く。クリックすると「大吉」

 

お手軽さが受けています。

 

これに異議を唱えたのが、

本家の神社本庁。

 

「神霊は神社という場所に鎮座するもので、

足を運んでもらうのが基本だ。」

がその主張。

 

それに対するネット神社側の反論は、

「八百万の神だから、ネット上に宿ってもおかしくない」

「どっちでもいいから、神社に親しんでもらえればいい」

 

なんのこっちゃ?という感じです。

 

新聞、テレビでも

学者、評論家、政治家が

靖国神社にA級戦犯を分祀すべきか、

合祀のままでいくか

あれこれと議論しています。

 

靖国神社には明治建国以来、

戦争で死んだ軍人を

英霊として祭っているのですが

太平洋戦争の戦争責任があるとされたA級戦犯も

靖国神社に祭ることが決められ、

合祀されたのは、今から約30年前です。

 

それが日本の首相の靖国神社公式参拝への批判が強まったのを受け、

A級戦犯は分祀しようという議論が始まりました。

 

分祀とは、A級戦犯の霊を他所の新しい神社にまつることです。

 

「合祀のままで。」「いや、分祀したほうが。」

と識者の議論が続くのですが、

そもそも「お前入って来ていいぞ。」

「あんたには出て行ってもらわなければならない。」

と決めているのはどこの誰なんでしょう?

 

神様に向かって

「これから入ることになったぞ」

「出て行ってもらうことになった」

と指示できる存在って、何なんでしょう。

 

神様以上の存在ということになる。

 

よそで神と言われている霊を呼んできて、

そこの神にしたり(合祀)、

今まで神にしていた霊を追い出して、

よそへやったり(分祀)など、

まるで神の人事異動です。

 

誰ですか、人事権のあるのは?

 

遺族の心情とか、

中国の国民感情とかの問題の前に

そもそも神霊って何?

そこから見つめなおしたらいいのではないでしょうか。

 

 

「先祖のたたり」とよくいわれます。

 

私がまだ子供のころ、霊能者が

「死んだお祖母ちゃんが孫の○子ちゃんを

あっちの世界にひっぱろうとしています。」

と怖い顔でお母さんに語り、

聞いたお母さんが涙目でおろおろしている

という映像がテレビであったのを、

今も心に残ってます。

 

「墓を大事にしてますか」

「いいえ」

「先祖の供養をおろそかにすると・・・」

「はい・・・はい・・・・」

 

こんなやり取りが続きました。

 

平時ならくだらないと思ってはいても、

不幸や災難が重なると

「どうして自分ばかりがこんな目にあうんだろう」

と悩みます。

 

霊能者の元に来るのは、最初から

「どうして自分ばかりがこんな目に。。」

の答えが知りたいと思っていますから、

霊能者の言葉にすがってしまいます。

 

「そうか、先祖供養しなかったから先祖がたたっているのか。」

 

でも考えてみてください。

親の不幸を願う子供がいるでしょうか

 

子供の幸せを一心に念じるのが親でしょう。

 

子供の幸せ、孫の幸せ、

そのことのためなら

自分の身を捨ててでも、

というのが親です。

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先祖といったら

両親であり、祖父母です。

 

子供の不幸を願って、

苦しめる先祖がいるというのはおかしなことです。

 

また、私たちもやがて死にますが、

死んだら「先祖」と子孫から言われる身になりますが、

それは尊敬されるべき対象でしょうか?

 

人の幸不幸をつかさどる存在になると思えますか?

 

神だ、霊だ、先祖だ、というレッテルだけで

中身の実態を追求せず、

やみくもに手を合わせている対象としている現今の実態に

このホームページで一石を投じてみました。

 

では仏教では私たちの運命は何によって決まると教えられているのでしょうか。

そしてどうしたら不幸な運命を抜け出して本当の幸せになれるのでしょうか。

知りたいと思われる方に20回の無料メール講座ではっきり答えを示します。

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